血液の産出率は年齢によって変わります例えば20代前半の人は大腿骨でまだ造血してますが30代の人はもうしてません
骨髄は赤色髄(せきしょくずい)と黄色髄(おうしょくずい)の二種類あります
赤色髄は造血作用がありますが黄色髄は加齢により脂肪化してその機能を失ってる骨髄です
人体最大の骨は大腿骨
人体最大の臓器は骨髄です(一般的に最大臓器と言われる肝臓は1.2㌔だが骨髄は2.5㌔以上ある隠れた臓器と言える)
骨の構造は
骨の主部である「骨質」
その表面を覆う「骨膜」
内部にあり造血作用のある「骨髄」
関節面や骨端と骨幹の境にみられる「軟骨質」からなる
骨質
一般的な固い骨の部分のこと
骨質の表層は「緻密質」と内部の「海綿質」からなる
上の写真から緻密質と海綿質を探してみよう
緻密質は骨の表面を占め緻密な層板構造で出来ている
緻密質はハバース管(血液の管)を中心に同心円状に層板が重なり合ったハバース層板が主部をなし
これにハバース層板の間に介在層板
緻密質の外層と内層に外内基礎(環状)層板が加わる
縦に走るハバース管とは別に層板を横切るフォルクマン管があり骨内の血管の通路になる
海綿質
骨の内部にみられ、薄い骨梁構造をなし、その空間である小腔は骨髄でみたされる
骨幹よりも骨端に多くある
骨膜
骨の表面を包む結合組織の膜
ただし関節面には無い
骨膜には血管や神経がたくさん通っている
骨の太さの成長や再生、知覚に大きく関与する
骨膜と骨質はシャーピー線維と呼ばれる線維で結合されている
骨髄がある骨の中の空間を骨髄腔といいます
人間の骨髄は寛骨に多くあって骨髄を採取する時は腰の部分から注射で採取します
当然人体の中でも最重要といっても過言ではありません
外傷でも特に怖い骨盤骨折は出血によって命を落とす可能性が充分あります
軟骨質
軟骨組織(硝子軟骨)からなり
関節軟骨と骨端軟骨がある
関節軟骨 関節面にあり関節の緩衝帯
骨端軟骨 成長期にのみ存在し、骨幹と骨端の境にある 骨の長さの成長に関わる 成長がとまると骨端線になる
栄養孔
血管が入る穴のこと
骨端部に多く見られ骨幹部にも見られるが関節面には無い
骨内の管の部分は栄養管と呼ぶ
骨質を貫いて髄腔まで達して骨の代謝を行うだけでなく、骨髄で造血された血液を運ぶ役割もしている